お一人ひとりに寄り添う
オーダーメイドのリハビリ

理学療法士
作業療法士
言語聴覚士
 
専門スタッフ充実の
リハビリ専用室

運動機能の維持・回復を目指すリハビリテーションは、日々を生き生きと暮らすための重要な助けになる。そうした考えから、ホスピタルメントでは施設に「リハビリ専用室」を設け、理学療法士(PT)が常勤し、入居者さまがお好きな時間に専門スタッフの指導を受けながら機能改善トレーニングを行うことができる体制を整えました。また作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)ら専門スタッフ、介護予防運動指導員も揃えて、幅広い分野をカバー。マシン類も豊富に設置し、入居者さま一人ひとりの状況に合わせて細かく対応したオーダーメイド感覚のリハビリをご提供しています。また一部施設では、嚥下機能の低下されている方に対してもお食事の中で「食べる喜び」を感じていただくための取り組み「口から食べるプロジェクト」も実施しています。

オーダーメイドの
リハビリテーション

入居者さまそれぞれの身体の状況に対応し、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)ら専門スタッフが疾患別のリハビリテーションを行っています。年齢や他の疾患なども鑑み、経過を観察しながら適切に状況を判断してさまざまな訓練をご指導します。

1:整形疾患

大腿骨頸部骨折の場合

詳しく見る

--1人で立つことができない方
 
①手足や脚・腕等の関節の動きが悪くならないよう、各関節を動かす訓練
②車椅子に乗り移ったりするため、ベッドの端に座って姿勢を保つ訓練
③ベッド柵や手すり等の支持物を使い、PTが介助しながら立ち上がる訓練
④支持物を使ったりして立った状態を介助しながら維持する訓練
⑤ふくらはぎや太ももなど、立つための筋力をつける訓練
⑥寝起きが自分で出来るよう、寝返りや起き上がりの動作を行う訓練
⑦ベッドと車椅子などへの乗り移りの訓練
⑧車椅子を手または脚を使って動かす訓練
 
 
*1人で立つことが出来るが、歩くことは難しい方
 
*歩行器や杖など使って一人で歩けるが、フラフラして不安定で危険がある方
①脚の関節の動きが悪い場合は、脚の各関節を動かして動きやすい状態に近づける訓練
②立ったり、歩いたりするための足・ふくらはぎ・太もも・お尻の筋肉を強くするための訓練
③トイレなどで立ってズボンなどの着脱が出来たりするよう、立った状態を維持する訓練
④立位でのバランス維持のため、立った状態で手を遠くに伸ばす、片足立ち、前後左右に一歩踏み出す訓練
⑤自分で歩けるように平行棒や歩行器、杖などの用具を使って歩く訓練

閉じる ×

 

腰椎圧迫骨折

詳しく見る

--腰が痛くてベッドから起き上がれない方
 
①全身の関節が固くならないよう、関節を動かす訓練。
②(寝っぱなしだと心臓も呼吸の機能も低下しやすいため)痛みの状態に合わせ、Drにも指示を仰ぎベッドの頭側を起こして座った姿勢に近づける訓練
③自分でベッドから動けるよう、寝返り動作や起き上がり動作の訓練
④再度腰を痛めないよう、腹筋や背筋の筋肉をつける訓練
⑤コルセットの着脱が自分で出来るよう着脱の訓練
⑥腰の痛みが軽くなるか無くなれば、起きて立ち上がり・立位保持・移乗訓練
 
 
*腰の痛みはあるが座ることが出来る方、歩くのがフラフラして不安定な方
①寝起きが自分で出来るよう、寝返りや起き上がりの動作を行う訓練
②動きの悪い各関節を動かし、動きやすい状態に近づける訓練
③ トイレなどで立ってズボンなどの着脱が出来たりするよう、何かに掴まって立った状態を維持する訓練
④腰痛防止の為の腹筋や背筋を鍛える訓練。足・ふくらはぎ・太もも・お尻など歩いたり立つための筋力を鍛える訓練
⑤立位でのバランス維持のため、立った状態で手を遠くに伸ばす、片足立ち、前後左右に一歩踏み出す訓練
⑥自分で歩けるよう、平行棒や歩行器、杖などの用具を使って歩く訓練

閉じる ×

2:神経疾患

脳梗塞(片麻痺)

詳しく見る

--1人で立つことが出来ない方
 
①全身の関節が固くなり動かなくなることを防ぐため、各関節を動かす訓練
②麻痺して動きが悪くなった手足を少しでも自分の意志で動かせるよう、手足を動かす訓練
③車椅子に乗り移ったりするため、ベッドの端に座って姿勢を保つ為の訓練
④座った状態で食事などの動作が安定するように、色々な方向に手を伸ばしたりする訓練
⑤車椅子への乗り移りのため、ベッド柵や手すり等の支持物を使ってPTが介助しながら立ち上がる訓練
⑥トイレなどで立って介助者がズボンなどの着脱が出来たりするよう、何かに掴まって立った状態を維持する訓練
⑦片麻痺の状態でも寝起きが安全に自分で出来るよう、寝返りや起き上がりの動作を行う訓練
⑧動きの良い手または脚を使って車椅子を動かす訓練
⑨麻痺した足に装具をつける場合、自分でも装具を付けられるように着脱訓練
 
 
--1人で立ち上がりが出来る方、 杖や歩行器を使っても歩行が不安定な方
 
①動きの悪い各関節を動かす訓練。
②麻痺して動きが悪くなった手足を少しでも自分の意志で動かせるように動かす訓練。
③トイレなどで立って自分でズボンなどの着脱が出来たりするように、立った状態を維持する訓練
④立った状態のバランスを良くするために、手を遠くに伸ばす、前後左右に一歩踏み出す訓練
⑤車椅子を動きの良い手または脚を使って車椅子を動かす訓練
⑥自分で歩けるように平行棒や歩行器、杖などの用具を使って歩く訓練
⑦麻痺した足に装具をつける場合、自分でも装具を付けられるように着脱訓練

閉じる ×

3:呼吸器疾患

詳しく見る

--在宅酸素が必要な方(酸素をチューブを使って鼻から吸入が必要な方)
--在宅酸素が不要な方(酸素の吸入は必要ないが体への酸素の取り込みが悪い方)
 
①酸素を体に取り込みやすくするため、呼吸の仕方などの訓練
②肋骨などの胸の動きと肩甲骨などの背中の動きが悪い場合は酸素の取り込みが悪くなるため、肋骨の動きや肩周り肩甲骨の周囲をPTがほぐして動かす訓練
③体力を落とさないため、酸素の体への取り込み具合や脈拍などに注意してバイクをこぐ歩行訓練などの有酸素運動

閉じる ×
口から食べるプロジェクト

嚥下(食物を咀嚼して飲み込むこと)機能の低下や経管栄養摂取をされている方に対しても、お食事の中で「食べる喜び」を感じていいただくことで、より豊かに日々をお過ごしいただきたい。そんな思いから、ホスピタルメントでは同グループの桜十字病院でこれまでに実践されたノウハウを共有し、管理栄養士、セラピスト、看護師、介護士、ケアマネージャーなど多職種によるチームを立ち上げ、入居者さまが「口から食べる」ことをサポートするプロジェクトを行っています。
 
入居者さまの嚥下状態を確認させていただいた上で、「姿勢保持力」「耐久力」「健康状態」「摂取動作」「栄養状態」など多方面の機能を包括的に評価し、それぞれの専門家からの知見をもとにプランを検討・作成。基礎づくり(非経口訓練)から食べる練習(経口訓練)を経て再評価するプロセスで、再び「味わう感覚」を取り戻せるよう、ご支援いたします。